タイでの山火事実験
- 森作り論
- 2019年12月17日
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タイ東北部のサケラート試験地で人工的な山火事実験をおこないました。
この試験地では乾季になると定期的に火が入っています。
そこで、タイの各機関の協力のもと、人工的に火をつける実験を行うことによって、樹木や土壌を含めた生態系に対する火の影響を調べています。

乾季は下草もよく枯れているのでよく燃えます。雨季だと下草も青々と茂っているのでここまで燃えません。

大きな木は樹皮も厚く、幹の中に水分も多く入っているので燃えにくいです。
しかし、稚樹は火がついて燃えてしまうものが多かったです。

枯死木は水分が少ないからか、火がついて燃えやすいようです。
見た目はロウソクみたいですね。

林床面に生育するソテツの仲間も見た目は丸焦げです。
はたしてこのソテツは死んでしまったのでしょうか?
今後の経過を観察したいです。

ジャングルジムの上から見た林床面
全体が真っ黒の炭に覆われています。

大きな木の幹はあまりダメージを受けてなさそうでしたが、上の方の葉はチリチリになっていました。熱風が上昇気流になって乾燥してしまったのでしょうか?
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