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森林生態学研究室
山形大学 農学部 エコサイエンスコース
修士課程:山形大学大学院農学研究科 農学専攻 生物環境学領域
博士課程:岩手大学大学院連合農学研究科 地域環境創生学専攻 地域資源・環境管理学連合講座
草地の生態・管理
・様々なストレスに対する芝の生育特性
芝生には、多くの効果が期待されています。例えば、グランドカバーとして緑の植被で覆い、怪我を防ぐ効果などを担っています。このような芝生の役割が機能しにくくなる背景には、主に2つの主要なダメージがあります。土壌圧縮と摩耗です。土壌圧縮は土壌粒子が押し付けられることによって、結果、土壌内の孔隙の減少により、水、空気が土壌中に侵入しにくくなり、土壌中での移動が妨げられるため芝生の生育に悪影響を及ぼされることが知られています。また、摩耗は芝生組織に直接圧力がかかり、擦り傷、裂けなどが引き起こされる芝生の傷害です。そこでこの研究では、芝生へのダメージ処理による影響を地上部・地下部による測定データから観察し、芝生のダメージ耐性について解明していこうと考えています。
・高層湿原のミズゴケの生理生態
湿原は高層湿原と低層湿原に分けられます。高層湿原は水源が雨水だけに限られているため季節によって土壌含水比が変化します。土壌は分解されていない植物遺体で構成されています。そのため土壌中の炭素量が森林植生等と比べ多くなっています。植物遺体の多くはミズゴケです。
ミズゴケは透明細胞という大量に水分を保持することのできる丈夫な細胞を持っています。そのため高い含水比を維持し細胞内の水分を使うことで生理活動を行います。本研究では季節による降水量や気温の変化による高層湿原の含水比の変化からミズゴケの生理活動の変化を明らかにします。
高層湿原のミズゴケ ミズゴケの細胞
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