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執筆者の写真森作り論

5月の調査にて

Blogの執筆担当の横山大輝です。


今日は私が5月の演習林の様子をいくつかを紹介します。


前々回のblogで雪掘りについてお話ししました。

5月の上旬には雪も融け、雪の下に埋まっていた木々が雪から出てきました。



背の低い木が雪から出たときには、上の写真のように背の高い木は既に葉を出しています。

日本の雪が降らない地域において、低木は高木より先に葉を出すことが知られています。

写真のように高木が先に葉を出してしまうと、低木がいる森林の下層は暗いです。

そのため、低木は少しでも明るい環境で光合成できるように、高木よりも先に葉を出します、出したいはずです。

しかし、雪がたくさん降る地域は高木が葉を出す時期になっても、低木はまだ雪の下、もしくは雪から出たばかりです。そのため、この写真のような低木は高木よりも葉を出す時期が遅れます。



そこから少し時間が経つと、低木も葉を出し始めます。

五月中旬から下旬の写真です。

ムラサキヤシオツツジ 私の調査対象種です。枝間の水分配と枝の伸長成長の関係を調べています。

マルバマンサク

オオバクロモジ

コシアブラ、山菜です。この写真くらいの芽から出たて葉がおいしいです。調査プロットの外にあるものをたくさん食べました。

リョウブ



ここからは今年私が撮った花の写真を載せます。

まずは3種のツツジです。最初の2枚は何ツツジか分かりません。分かる人教えてください。3枚目はムラサキヤシオツツジです。






タニウツギ

ウリハダカエデ

タムシバ

ヤマザクラ?です。



最後に調査中あった動物です。

春先、ブナの芽から出たばかりの葉や枝がたくさん地面に落ちています。

その現象の原因かもしれない虫を見つけました。

見て分かるとおり、このコメツキみたいな虫はブナの新しい枝を食べています。春先、ブナの葉や枝は地面に落ちている現象はこの虫が原因なのか、関係ないのかは分かりません。気になります。



でかい蛾

かわいいヘビ、何ヘビ?




ヒキガエルの卵ですが、見ると破けているのが分かると思います。

これはアカハライモリが食べた後です。この場所には毎年、ヒキガエルが卵を産んで、その後にアカハライモリが来て、卵を食べます。

卵を食べてお腹いっぱいのイモリはめちゃ動きが鈍くなります。デブです。かわいいです。



こんな感じの5月でした。

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