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ゼミ旅行 in 南九州~今の植生とこれからの植生~

執筆者の写真: 森作り論
森作り論
1 日前
読了時間: 5分

更新日:14 時間前

お久しぶりでございます、D3の横山大輝です。


研究室内のPC係がこのHPの管理運営を行うのですが、私がPC係になって早3年、

私のブログ運営はいかがだったでしょうか。

サボりがちでごめんなさい、

最後の大仕事として研究内容を充実させたいと思っています。

できたら、報告するのでみんな見てね。


そろそろこの係のリーダーも引き継ぎの時期でして、最近はPC係の仕事マニュアルの作成しており、マニュアルだけで作業ができるかを後輩を実験台にして試しています。


前置きが長くなりましたが、

今日のブログは、、、

9月の上旬に研究室のみんなで宮崎 and 鹿児島に遊びに行ったことについてです。

(写真集は最後にありますが、せっかく書いたから読んでくれたらうれしいな)


4年生が計画を立ててくれて、作ってくれたしおりに従い、

day1 宮崎 綾 照葉大橋

day2 霧島 えびの高原 韓国岳

day3 鹿児島 城山公園

自然、自然、自然の3日間でした。


そして、九州と言えば温泉、焼酎、肉

夕方は温泉へ、夜は居酒屋で焼酎、鳥刺し


歩いて、風呂入って、酒飲んでの良いゼミ旅行でした。

鳥刺しですが、炭火であぶっていて完璧でした。また食べます。


このゼミ旅行は3日間全て森を見て、九州の様々な植生を知り、植生について考える時間がありました。

今日はそのときの感想でも書こうかと思っております。


"今の植生"

私たちがいる山形は冷温帯と呼ばれる地域でブナやミズナラなど、寒い冬に葉を落とす落葉性の樹種が多く生育しています。

特に、ブナは雪がたくさん降る日本海側の多雪地域で優占する樹種です。

この研究室では、私を含めて多くの学生がその生態について研究しています。


一方の南九州は雪はほとんど降らず、東北 山形と比べて暖かいです。

綾や鹿児島の公園ではシラカシ、クスノキなどの照葉樹が生育しています。

九州のような暖かい地域には照葉樹が生育していると中学で習ったなーと思う人も多いかもしれません。

私を含めて、「シイ、カシ、タブ、クス」と呪文のように唱えた人も多いと思います。


綾の常緑たち

アラカシ  ヤマモモ          コジイ



しかし、九州のどこに行っても照葉樹しか生えていない訳ではありません。


我々が登った霧島 韓国岳には日本海側多雪地に優占するブナが生育しています、生育しているらしい。

(見つけることはできなかったけど、、、)


韓国岳にいる東北にもいる落葉樹

元気ないミズナラ  元気ないオオカメノキ


霧島の固有種

キリシマミズキ  ミヤマキリシマ つつじー


なぜ九州にブナがいるのでしょうか。


答えは標高です。

標高が高いほど、気温は低く、普通は寒いところにいるブナでも生育できる環境になります。


東北は落葉樹林で、九州は照葉樹林のような考え方は平面的に植生が変化しているので、植生の水平分布と言います。

そして、先ほどの標高が上がるほど植生が変化することを、垂直分布といいます。


このように植生は水平分布と垂直分布の2つでだいたい説明できると言えます。



"これからの植生"

近年問題視されている地球温暖化やそれに伴う気候変動によって植生が変化することが考えられます。


それを考えるうえで、もし気象条件と植生の関係が分かったら、気候変動に対して植生がどうなるのかが分かる?本当にそうでしょうか?


話はそう簡単ではありません。


全体の気温が上がっても標高が上に行くほど気温は下がるので、地球温暖化によって、寒いところが好きな樹種は将来高標高帯に移動すると考えられます。


しかし、その分布の変化を制限する要因はいくつかありますが、

まず、分散能力です。植物は動物と違い自ら動くことができないので、その環境がしんどかったら枯れます。つまり、植物にとっての移動は種子の移動です。


つまり、種子が自分にとって快適な環境に落ちなければ、その植物は成長できませんし、種子の移動には限界があります。

そのため、種子の分散速度よりも気候変動が早かったら、その植物は自分にとって好都合な環境で生育することができなくなり、その種の衰退につながるかもしれません。


もう一つは、地理的な分断です。地球温暖化したら、寒いところが好きな樹種は高標高を目指しますが、標高には限界があります。もっと高い別の山や寒い地域の山に行けばいいのかとも考えらるかもしれませんが、山と山は隣り合っているわけではないので、そこを移動できる可能性は低いでしょう。


このような事例はたくさんありますし、九州の中でもブナがいる山やいない山があるのは、これらの理論で説明ができます。


大昔、日本が寒かった時、実は九州にはブナが優占していました。

そこから温暖化してブナは高い標高に移動していきました。

しかし、その標高には限界があり、ブナが生育できる環境がなくなった山では、現在ではブナは見られないようになったというわけです。


このように気候変動によって植生が変化するといっても、植生はその地域の「歴史」を引きずるため、簡単には予測できません。


気候変動による植生への影響を理解するためには、その地域ごとの気象条件や歴史、周辺の植生など一つ一つ解決して、整理していく必要あるかもしれません。


我々の研究室でやっている植物の環境変化に対するストレスやその後の応答を明らかにする試みはこの課題を解決するための必要条件だと私は思います。


おしまい


ここから写真集です。


Shoji's film

島津家           綾照葉大橋での観察     綾 渓谷



吉村and今野ブロマイド この居酒屋うまかった



集合写真

綾 照葉大橋 到着記念          韓国岳 7合目引き返し記念


焼酎飲み過ぎて、韓国岳登れずゲロ吐いてたゲロ沢、間違えた岩沢君


せごどん教 featuring PEANUTS

どこに行ってもこのTシャツについてからまれた


また見に来てね、ピース


 
 
 

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