こんにちは。
森づくり論研究室3年の高橋です。
1月28日から2月3日までの7日間、本研究室の学生であるCitraさんの調査のお手伝いということで先生とインドネシアに行ってきました。
インドネシアを構成する島の一つであるジャワ島の東端にバルラン国立公園(Taman Nasional Baluran)という自然豊かな公園があります。バルランとは、この写真の奥に見える山の名前です。
Citraさんはこの公園で外来種として問題になっているアカシア・ニロティカ(Acasia nilotica)対策の研究をしています。アカシア・ニロティカは在来種の生育を妨げ、切り倒しても切り株からすぐに新しい芽を出すとても生命力の強い木です。
今回はアカシア・ニロティカ100個体の高さや直径を測定し、そのうち50個体は切り倒して重さを測定しました。さらに、そのうちのいくつかは葉と枝と幹に分けて重さをはかりました。これは、数か月後に切り倒していない木と切り倒した木から出る新しい芽を比較するための作業です。この国立公園を管理する人たちに手伝ってもらいながら、調査を進めました。
アカシアはトゲが多い植物であったり、突然雨が降ってきたりしたため大変な調査となりました。帰る日はフライトの1時間半前まで作業していましたが、バタバタしながらもなんとか日本に帰ってくることができました。
ちなみにこの公園、インドネシア国内でもめずらしいサバンナがあるんです。公園の中はバイクや車で移動することができ、休日にはたくさんの観光客が訪れていました。私たちもおさるさんたちに見守られながら、少しだけツーリングしました。
写真の何倍も美しい広大なサバンナ、風が気持ちよくいつまでも走っていられそうな気持ちになりました。この道をしばらく進むとバリ島が見えるバマ海岸(Bama)もあります。
世界には、私たちの知らないところにこんな素敵な場所があります。また行く機会があればいいなと思います。
インドネシア滞在中の生活は次のブログで紹介します。
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